おひとりさま

@yuu_uu_ 本の感想ブログ

ライフハック大全

 

 

 

堀 正岳さん(https://lifehacking.jp/)さんの、全部で250個のあらゆるライフハックが詰まった、まさに大全と呼ぶべき1冊です!

紙だと300ページ以上あるので、まさに辞書のような威厳がただよっています。

このボリュームで1500円なら安いなあ。

Kindleだと50%OFFセールやっていたみたいなんですけど、終わっちゃったみたいですね……。それでも、1500円出す価値は絶対にある!

まさに「人生が大きく、快適に変わります」。

 

 

これは!! と思ったライフハック

 

①イヤフォンの8の字巻き

めちゃくちゃ実用的なところでいうと、この8の字巻きがかなり役に立っています。

イヤフォンだけではなく、あらゆるコードで出来ます。絡まるのを防ぐのにとても便利!

これで人生の半分以上のストレスが消し飛びました。

気になった方はこのためだけに買っても損しないくらいです。

 

②「Your Chain!」などのお役立ちアプリ

生活のなかで役に立つアプリがたくさん紹介されています。

個人的に好きで愛用するようになったのは、「Your Chain!」という習慣管理アプリ。

新しい習慣を身につけるつもりで管理アプリを使っても、それさえも続かないというずぼらな私にぴったりのアプリでした。

なにか一つだけ目標を定めて、出来た日にしるしをつけていくだけのシンプルさ!

この他にもたくさんのアプリが紹介されているので、絶対にお気に入りのものが見つかるはずです。

 

 

インプット・アウトプットに対する意識が高まる

 

個人的に、いまインプットやアウトプットについて考えることが多いので、「ユビキタス・キャプチャ」とか「一日に10万字読んで5000字アウトプットする」とか、意識が高まるハックがずらずらと書いてあって否応なしにやるぞ!!!とモチベーションが刺激されました。

普段、SNSやブログで発信している人にも、役立ちそうな小技がたくさん載っています。私は改めてEvernoteの便利さを知り、活用しはじめました。

自分の頭のなかだけで覚えておけることって本当に一握りだから、外部にアウトプットしていつでも見られるようにしておくってほんと大事です。実感しました。

 

是非みなさんも「ライフハック大全」でこれぞというハックを見つけて、人生で活用してください!


自分への取材が人生を変える

 

 

 

スマート新書から出ているはあちゅうさん著作「自分への取材が人生を変える」。

参考になる部分が多くありました。

 

はあちゅうさんのことを知って書籍を読むようになったのは今年に入ってからなんですが、Amazonでのレビューがあまり良くなくて敬遠していた部分が正直あったんです。

でもほんとあの評価たちって当てにならないもんですね……。

 

試しに読んでみたはあちゅうさんの書籍、今のところすべて自分のためになっているので、実際に自分で読んで判断しないと腹に落ちてこない部分はたくさんあるなあと感じています。

 

 

自分のことを知らないひとって、意外に多い

 

自分はどんな食べ物が好きなのか、どんな部屋に住むのが心地いいのか、だれと過ごすのが一番落ち着くのか、休みが1週間あったらどこへ行きたいのか。

自分がなにを望んでいるのか、改めて考えてみないとパッと出てこないものですよね。

 

自分のことを知らないということは、周りにいるひとに対してもアピールできない、ということ。

自分が何を欲しているか自分でもわかっていないのに、目の前の人に

こうしてください

ああしてください

なんて、言えない。

だから何を置いてもまず、自分を知ることが土台になるということです。

 

わたしは普段、講師の仕事をしているので、いろいろな方とお話をする機会が多くあります。

お休みの日は何をされてるんですか?

今日の夕飯は何を作ります?

休憩中に他愛もない質問をして会話を広げていこうとするんですけど、案外答えられないひと、多いんですよね。

 

趣味はとくにないなあ

まだ決めてなーい、どうしよう

とか返ってくることがほとんど。

 

こういった質問に明確なこたえが返せないのは、みんな自分のことなんて積極的に知ろうとしていないからだと思います。

かく言うわたしも、この本を読む前はそうでした。

 

 

自分を知ることが強みになる

 

「自分への取材」と聞くと大層なことだと感じてしまうけど、やることはシンプル。

自分で自分に質問する。これだけです。

 

ただ漫然と生きているように思えても、自分の人生って驚くほどたくさんの選択の積み重ねで出来ているっていいますよね。

朝ごはん何食べよう、とか。

着ていく服どうしよう、とか。

シャンプー新しいのにしてみようかな、とか。

こっちの本とあっちの本、どっちを買おうかな、とか。

 

その瞬間、どんなものを選ぶかによって結果が変わってくるし、AじゃなくてBを選んだ、ということがもうあなたの個性になっているんだと思います。

 

どうしてAじゃなくてBにしたの?

 

日々、自分に質問していくことで、見えてくる何かをつかむ。

それが、周りにアピールできる「自分像」になっていくんだなあ、と思いました。

 

もっともっと自分のことを知って、世の中に発信していくことを「幸せ」にしたい。

生きることに対して、自分自身に対して前向きな力をくれる、良書です。



嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議


はあちゅうさん・幻冬舎箕輪さん・イケハヤさん・渡辺さんが交換日記形式で綴ったnoteの共同マガジン書籍版です。

私事ですが、最近iPhoneKindleアプリをつかって電子書籍を読むことを覚え、しかもKindle Umlimitedという月額980円で対象書籍が読み放題というサービスに登録したので、ますます読書が捗るようになりました。そのUmlimitedで初めて読んだ本です。

このサービス、月に2~3冊以上は本を読む人だったらめちゃくちゃおすすめ!

確実に元は取れるし、読み放題対象になっている書籍はまだまだ少ないけど、そこから興味のある本を選ぶのもまた楽しいです。普段読まないジャンルとかでも「読み放題なら試しに読んでみるか」と思えるし。

 

今年に入ってから、はあちゅうさんやイケハヤさんなど、いわゆるネットでの有名人に注目することが増え、この本も興味深く読めました。

実際、どういう生活をしながら、どういう方法で生計を立てているのか。

時間の使い方、作業場の様子、これから仕掛けたいと思っていること……などなど、まず一人が質問してそれに他の人たちが答える、この繰り返しでどんどん討論が進んでいく感じ。面白い!

 

私もnoteを書くようになってから、このプラットフォームのことがどんどん好きになっているので、「共同マガジンっていうのも作れるんだ~~面白そう~~」とまた好奇心が刺激されました。

 

完全に影響を受け、自分でも共同マガジン作ってみたくなったので、勢いで友人に投げかけてみたらメンバーが集まったので、見切り発車で作ることになりました。

完全にこの本のオマージュで、
アラサーたちが童心に返って交換日記してみた<仕事編>
という共同マガジンを立ち上げています。

仕事観について振り返る熱い内容にする予定です。

 

もしよかったら私のnoteもみてください。

http://note.mu/kitayu529/

 

 

「#サク旅」

 

一泊二日でサクッと旅をする、「サク飯」ならぬ「サク旅」を推奨しているはあちゅうさんの書籍。

一冊片手に旅に出てみたくなる、とってもかわいい旅本! 各地の魅力がギュッと詰まった仕上がりです。

 

個人的に、ずっとずっと「香川で美味しいうどんを食べ歩く旅」をやりたいと心の奥深くで思っていて、北海道からだと遠いし交通費だけで給料の半分飛んでいくんじゃないかっていう勢いだしで、躊躇していたんですけど、人生一度きりだしやってみよう! と決意できました。年内には絶対、行きます!

 

こういう風に、深層心理にくすぶっている小さな願望や叶えたい夢を顕在化させてくれる本です。今回は国内編ですが、いつか出るであろう海外編も、今から楽しみ。

 

あと、巻末にははあちゅうさんセレクトの「旅に役立つアプリ」とか「持っていくと便利な持ち物」なんかが載っています。さすが、旅慣れしているだけあってとても参考になるラインナップです。これだけでも見る価値がありそう。

 

現在の居住地とか環境などによっても変わりそうですが、みなさんの憧れの旅行先ってどこですか?

私は海外に出たことがなく、パスポートも持っていない人間なので、こういう質問があった時に「ハワイ!」とか「台湾!」とかすぐさま答えられる人を見るとグローバルだな~~と羨ましくなったりします。

 

年内は国内旅行で徐々に体を慣らしていって、いつか海外にも行きたいなあ。

ウユニ塩湖で写真を撮るのが夢です。


 

1泊2日で憧れを叶える!  サク旅 〜国内編〜

1泊2日で憧れを叶える! サク旅 〜国内編〜

 

 

「陽だまりの彼女」

 

越谷オサムさん3冊目。

タイトルに既視感があったのはったんだけれど、有名な作品だからだろうなあと思って読み始めたらストーリーにも若干覚えがあり、「ん?」と思って調べてみたらあれですね、映画化してましたね! 松潤上野樹里で。

 

映画好きの母が張り切って見に行っていたのを思い出しました。そこで盛大にネタバレされていたのも思い出しました。

未読の方のためにあえて結末については触れませんが、これ、まったく何も知らない状態で読んでいたらどのように感じていたかなあ、とちょっと悔しく感じています。

 

ラブラブで甘々で蟻くらいしか寄り付かないようなベタベタ恋愛小説かと思いきや、物語終盤まで明かされないヒロインの過去が要所要所でちらつくのはミステリーを彷彿とさせるし、言わずもがなあの結末はファンタジーです。SFと言ってもいいかも。

 

これまで「階段途中のビッグ・ノイズ」と「金曜のバカ」を読んできましたが、どの作品とも風合いが違って読み応えがあります。

 

今回は、個人的な事情で途中でネタがわかってしまうという悲劇がありましたが、さすが映画化されるだけあってストーリーに力があるなあと感じました。

 

最後、浩介はどうなってしまうのか。

この先の人生も続いていくのだと思うと、彼が背負わされた荷物は決して重いものではありません。

ひとりで抱え続けることを選ぶか、共に支える人を求めてしまうか。

この物語は、純粋なハッピーエンドではないかもしれませんね。


 

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

 

 

金曜のバカ

 

本作の中に、『お客様がだんだん人に見えてくる、自分と同じ人だと思うことでいい感じに力が抜けてくる』というような記述があって、学生時代に初めてアルバイトをした時とかに、こういうことを意識できていたらもっと楽だっただろうなあとおもう。

 

まだ自分の仕事ぶりに自信が持てなくて、やることなすこと間違ってるんじゃないかってびくびくしながら食事運んだりレジ打ったりするのってものすごくストレスで、「お客様」は「お客様」という人種としてしか捉えられないから、どんな些細なミスでも猛烈に怒られるに違いないと信じてこわくてこわくて消えたくなったりする。

 

この作品は越谷オサムさんの短編集で、表題の「金曜のバカ」以外にも「星とミルクティ」とか「この町」とか魅力的な短編が詰まっています。

若さゆえの迷い、みたいなものがどの登場人物にもあって、歯がゆくなるしドギマギするし、私ならどうするか、とか取り留めもなくぐるぐる考えてしまう。

 

特に「この町」っていう短編には、東京に憧れる男子高生が出てくるんだけれど、私は生まれてこの方10代の時も、都会に対する渇望や憧れみたいなものなかったなあ、と。

大学に通うために地元を離れて一人暮らしして、就職のためにまた住む場所を変えて、特に理由もなくパッと引越ししたりとか、暮らしてきた町に愛着が湧かない性質なんだなあって自分のことがまたひとつ知れた気がしました。

 

これは読書の醍醐味、よなあ。

 

越谷さんの本は「階段途中のビッグ・ノイズ」という作品を読んだことがあって、それは廃部寸前の軽音楽部が再起する青春小説なんだけれど、続けてこの短編集を読んだせいですっかりこの著者には“フレッシュな10代が出てくる青い小説を書くひと”っていうイメージが定着した。

 

越谷さんといえば一番有名なのはおそらく「陽だまりの彼女」だとおもう。

ふわっと聞こえてくる風のうわさでは最後の最後でどんでん返されるミステリーらしいので楽しみ。


 

金曜のバカ (角川文庫)

金曜のバカ (角川文庫)

 

 

 

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

 

 

「殺人鬼フジコの衝動」

 

子どもにとっての親は神様。子どもにとっての神様は親。善悪の基準だとか「あれやりたい」「これやりたい」という欲望の方向性だとかも、親の意見や態度、普段の会話の言葉の端々から影響を受けるもの。

 

心から尊敬できる両親のもとに生まれることができれば良かったのに、と本作の主人公「フジコ」の言動や行動を追っていて切実に思った。

彼女は親からの支配に囚われてしまっただけ。認めてほしい、愛してほしい、そんなことよりも、自分の存在を「そこにいるもの」として頭の片隅にでも良いから置いてほしい。そんな欲望が彼女を囚えた。支配も独占も必然だった。

親は神様だから。

 


真梨幸子さんの作品は初読みだったんですけれど、タイトル通り血なまぐさい文章の羅列が続くので気分が悪くなる人もいると思います。

本当に人をころしたことがあるんじゃないかと思うほど描写がリアルで文字から血の匂いがしてくる。

 

酒に溺れる父親、見栄っ張りで金遣いの荒い母親に育てられた「フジコ」。教室で飼っていたカナリヤをころしてしまった“容疑”をかけられ、証拠隠滅しようとそのからだを羽の先まで切り刻みゴミ箱に棄てたあたりから彼女の人生は狂いだす。

 

ばれなきゃ悪いことにはならない、ぜんぶぜんぶ棄ててしまえばいい。

それを口癖に、「フジコ」という人間にとって足りない部分を、パッチワークで補うみたいにして、取り繕うようにひとの死を塗り重ねていった。

認められなかった彼女は「承認欲の化け物」になった。

たったひとりで。

 

 

いわゆる「イヤミス」として傑作だとわたしは思います。

転げ落ちる彼女の顛末に伴って明るみになる、ほんとうのこと。

「フジコ」がひとりにならない結末を夢想しています。




 

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)