おひとりさま

@yuu_uu_ 本の感想ブログ

「半径5メートルの野望」を読んだ

 

半径5メートルの野望 完全版 (講談社文庫)

半径5メートルの野望 完全版 (講談社文庫)

 

 

 男女雇用機会均等法というものが施行されたのは私が生まれる数年前のことだったとおもいます。私はもう立派なアラサーなので、「男性と同じくらい女性の雇用機会も均等にしましょうね」という法律が認められるようになってから30年近くは経つことになります。

 私のこれまでの経歴は一般以上異色未満で、日本語教師の資格が取れる学部を卒業してから何故か葬儀屋になり、5年くらい勤めたあと突然辞めて3か月だけ本屋でバイトしてパソコンインストラクターをやっている現在。その間、いろんな上司の元で働いてきました。その中で、男性と女性の役職付きは9対1くらいでした。

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あけましておめでとうございます

昨日のうちに

「2017年読んで面白かった本」

というタイトルで記事あげようと思っていたんですが、よくよく考えると面白いと感じた本については逐次感想を書いているので、改めて取り上げるまでもないかなあと考えを改めました。ともあれ今年も読みたい本を読みたいだけ読んで、気が向いた時に感想を書くという昨年と変わらないブログ活用をしていきたいと思っております。

 

 

本日元旦。

川端康成の雪国と伊豆の踊り子を読みながら、テレビは垂れ流して(笑神様は突然に今夜くらべてみましたの特番など)、時間になったら予約してあったお寿司引き取りに行ったりと、悠々と過ごしています。

昨年まで年末年始にまとまった休みなんてとても取れない職種だったので、6日も連休があるなんて恐れ戦くんですけども、せっかくだからこの空白と幸せを享受します。

 

 

今年も細々とよろしくお願いします。

 

 

読書なんてくそくらえと思っているやつはこれを読め

 

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

 

 

 
 
冒頭から痺れるぜー。
読書なんてなんの意味があんの?という趣旨の大学生による新聞投書を挙げ、あくまでも趣味なんだから読みたくなかったら読まなきゃよろしい、それで自分の世界を狭くしているのは他の誰でもない自分の行いのせいだよ、と投げかける「はじめに」。
自分の世界を不自由にしてるのは自分のせい、そのケツは自分で拭けよと喧嘩をふっかけているぞ初っ端から。わくわくしてきたぜ!
 
読書そのものに関して、本なんて読みたくなかったら読まなければいいという考えには概ね同意です。
ツイッターでも触れましたが
 

twitter.com

 
これに尽きる。読書という行為そのものを高尚だと勘違いして読まなきゃ読まなきゃってなってる人もいるのかもしれないけど
あくまで趣味ですからね。好きにしたらいいんです。
 
 
読書とネット
読書量が減っていることとネットの普及は相関関係にある。端的に言って読書って字を追わなきゃいけないから面倒だし時間も手間もかかるし、思考力想像力を総動員して読み進めなきゃいけないから、そりゃ漫画や映画の方がエンターテインメントとして咀嚼しやすい面はあるよね。
 
ネットもそうだと思っていて、こちらが完全に受け身でいても勝手に情報が入ってきてくれる。短時間で大量の情報が取れるコスパの良さは流れの早い現代について行くためには必須のメリットだ。そういう点で考えても読書は遅れをとる。
 
また、考える力の低下には、ネットの影響も多分にあるでしょう。ネットに溢れる情報やツイッターのようなSNSをしょっちゅう目にしていれば、情報を受け身で得る習慣ばかりがつき、それらの中身や質を問うようなことはしなくなると思います。
 
本書ではこうかかれてます。
どっちがどう悪いとか良いとかいう話ではなく
ネットにはネットの、読書には読書の美点欠点がそれぞれあるから、各々で取捨選択しつつどちらかに偏りすぎることのないように利用していこうぜ、と言いたい。
 
この見方を踏まえた上で、自分には読書は不要と切り捨てるのも自由だし、そうしたらそうしたで情報の取り扱い方も自身の裁量によるんだから、振り回されたとしても自身の責任だよ受け止めようね。お互いにね。ということだね。
 
 
 
身銭を切って知識を買う
常日頃、書店や古書店で本を買ったり、図書館で借りたりして読む本を調達する日々ですが
借りて読む本よりも、自分でお金を出して買った本・人がお金を使って贈ってくれた本の方が脳に言葉が浸透していく感覚が強いです。
これはなんだろう。やっぱり金の力なのか。
 
著者も本文の中で
 
2000円の値段がついている本なら、2000円で仕方なく買わされたのではなく、自分から2000円という値段をつけて買ったと思うべきなのです。自分でそれだけの評価をして買ったんだと思えば、熱心に読みたくなるのではないでしょうか。借りるのとは違って、身銭を切って本を手にすることには、そういう重みがあるのだと思います。
 
と書かれています。
これを読んで、節約と称して新刊を買うのを避けていた自分を恥じましたよ。自分が興味があって、読みたいと思うならそれこそ身銭を切って知識を得るべきだとおもえました。血となり肉となって確実に私のものとなるはずだ。そう信じてこれからも読みます。ただの趣味ですが。
 
 

ポジティブシンキングを捨てろ!

 

生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書)

生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書)

 

 

 
うつについて関連書をまとめていくつか読みたいなとおもって、パッと見て読みやすい文章だったこれを選びました。
 
無理にポジティブになるのをやめ、言わば「ポジティブ・シンキング」により
自分のもつ「辛い気持ち」「死にたい気持ち」に居場所を与えて楽になろうよ、と呼びかけてくれる本です。
とにかく読みやすいのでおすすめです。
 
 
クリアリング・ア・スペース
著者の諸富祥彦さんが本書の中で書かれている、自分の辛い気持ちに向き合う方法の一つとして「クリアリング・ア・スペース」というのがあります。
 
自分がいま、何に苦しんでいるのか
どんなことに辛いと感じているのか
はっきりと自覚できる悩みとは何か
 
観察し、そのひとつひとつを丁寧に組み上げて、心の部屋の中にわかりやすく置いていくというものです。
 
例えば、「親と上手くいっていない」「職場での人間関係」「課題のこと」とか漠然と浮かんでくる悩みをそれぞれ
自分が部屋の中心にいると仮定して
「親とのことは、リビングの中央かな」
「職場の人間関係は、身近だからキッチン」
「課題のことは、締切まであと少しあるから押入れに」
ていう具合に配置していく。
 
もやもやとした悩みが、まるで部屋の荷物みたいに整理されるので、これをやってみるだけで気持ちが落ち着くそうです。
わたしも、なんかイラついた時はとりあえず思ってることを紙に書いて整理するだけで全容が見えてきて落ち着くので
似たような心理かな、とおもいます。
 
 
内観法
あともうひとつ、自分で自分の気持ちを落ち着かせる方法として、「内観法」というのが紹介されてる。これも良さそうです。
割と自己啓発ジャンルではよく聞く方法ですが(マインドフルネスというと聞き馴染みがあるとおもいます)
自分の中に湧き上がる「憎しみ」「悲しみ」「妬み」「恨み」その他マイナスの感情諸々を
ただただ、そこにあるものとして認め、静かに観察、観照する姿勢でいることです。
 
この境地に至るようになるまで大変そうですよね。どことなく仏教ぽさを感じるし。涅槃の域というか。
それでも、まずはやってみることが大事。
 
これとは直接関係ないですけど、最近筋トレやウォーキングを始めていて
やってる最中って頭の中が暇だから、どうしようかなーと最初は思ってたんですけども、ひたすら呼吸に集中するようにしたり、ぼんやりと浮かんでくる考えにいちいち「それいいね」「めちゃくちゃ天才じゃん」「疲れてたんだもん仕方ないよ」「上出来」とかプラスの相槌を打つようにしてます。
 
単純に楽しくなってくるのでおすすめです。
 
 
 
このところ、うつや精神障害に関する本を少し読むようになって
相手は変えられないが自分は変えられる、というシンプルな仕組み・構図が腑に落ちるようになってきました。
 
アドラー心理学でも、人の持つ悩みは100%人間関係の悩みと断言されてますが、考えれば考えるほどその通りだな、とおもえます。
それならもういっそ、人間関係難しい!上手くできないの当然!って割り切って
上手く話せなかったとか
話聞いてもらえなかったとか
あの人は私のこと嫌ってるとか
不確定要素まみれの不安に振り回されるのよそう、今すぐに。
 
そもそも不安って実体のないものだしね。
目に見えないものだし。
難しいけど、楽になりたかったら割り切る努力を続けるしかなさそうです。考えた結果。
 
 

ビジネス書が読めなくなる本

 

 

ビジネス書の9割はゴーストライター

ビジネス書の9割はゴーストライター

 

 

 
 
完全にタイトルに惹かれて手に取りました。私自身、自己啓発書やビジネス本は好きでよく読んでるので、影の実情を知る取っ掛かりになるかとおもって。読んでみたら想定以上にすごいことになっている。
 
新卒入社当初、いわゆるビジネスマナーが羅列されたビジネス書は漁って読みました。〇〇な仕事のコツとか女性のビジネスマナーとかそういうのです。大体、書店や図書館では自己啓発書とは別の括りでコーナー設けてありますよね。
 
完全に持論ですが、こういったビジネス書は数を読んでも意味はない。知りたいテーマを絞って読めば良くて、有名な経営者やコンサルタントや医者やタレントが書いてるからっていう見え透いた触れ込みから選ぶべきじゃない。大体ゴーストライターの筆だというのは意外でもなんでもないしそうだろうな、とおもう。
 
単にビジネスマナーだけを知りたいなら関連書を2~3冊読めば充分です。ビジネス書というジャンルには他にも
睡眠を見直せ
集中力を高めるには
職場の人間関係
それから少しスピリチュアル寄りだと
マインドフルネス
などなどのテーマが主だと思うので、著者で選ぶよりも知識を得たいテーマで選んで数冊読んだら次にいく、くらいがいいです。
 
 
ゴーストライターありきの「ビジネス書」
この本によると、大手・中小問わず出版社では担当部署の編集者1人につき年間15~20冊前後のビジネス書発刊がノルマとしてある。コンスタントにこなすためにはゴーストライターなしではもはや成立しない仕組みになっているそうです。
 
大企業の経営者、コンサルタントを「著者」として据え、いわゆるゴーストライターは1回2時間の取材を彼らに対して計5回行い(合計10時間)、聞き取った内容を膨らませつつ1冊の本に仕立て上げる。
 
総じて「著者」は本の作り方、まして文章の組み立て方も知らないために流れを無視して言いたい放題喋るのみ。本として成り立つよう章立てから組み上げるゴーストライターの報酬取り分は約2割。
 
予定通り取材が行われればまだ良い方で、変に自己顕示欲もプライドも高い経営者・コンサルタントは直前で取材をドタキャンしたり、上がったゲラ刷りに余計な茶々を入れて進行を滞らせたりもする。
割に合わず、食べていけないライターも多いそうです。闇が深いですね。
 
 
 
職業として成立している
「著者」は書く時間がないと言って自分では書かない(本作の筆者は「単に書けないだけ」とはっきり断じている)だから代筆してほしい、編集者は発刊ノルマをクリアしたい、ゴーストライターは仕事が欲しい。
たとえ自分では書いていなくとも、求心力のある経営者・コンサルタントが「著者」として据えてあれば自ずと売れる。それが売れる仕組みだからである。
三者の利害は一致しているのでこのようなビジネスモデルが成り立つ。最早ライターではなく「ゴーストライター」として職業が成り立っている側面があります。
 
出版市場の低迷を打開するためには、売れる本を作り続けなければいけない。そのためには「有名な」著者の名前で本を出す。編集者側としては、年間でいくつかのヒット作を出すには半ば流れ作業になってでも複数冊の作業を並行で進めるしかない。
そのためにはゴーストライターを使う以外に時間のやりくりをする術がない。
 
ゴーストライターとしては、その現状や立場に甘んじるのではなく、他にも複数の収入を得るパイプを確保すること。
そのためには各々のスキルアップはもちろんのこと、信頼を得るためのインフラを整える(髪型や服装を一般的な社会人レベルにするとか)、そして巻末に「編集協力」として署名を加えてもらうことが急務。
 
筆者本人の推測や妄想なんかは介入していなくて、信頼できる筋からの証言を元に事実だけが書かれているので、何が問題なのかが明確にわかりやすいです。
 
 
価値のあるビジネス書もあるよ!
本作を読んだあとは巷のビジネス書を読む気が100%失せるんですけど
自己啓発書も含め、ビジネス書には読む価値のあるものもたくさんあるよ!救われるものもあるよ!と言いたいです。
 
「自分が何を知りたいか」ということに重きを置いて本を選べば間違えないし損もしないし、旬な人とか何十冊も本出してる人とかに気をつければ、あとは自由に読めばいいですよ。
 
 
 
 

「火花」実写映画を見てきた感想である

 

なんていうか芸人の世界に限らず芸能界そのものって厳しいものだと思うんです。供給される側からみたら好き勝手に見られるからこそ余計に食い物にされるし。そういう、想像することしか出来ない、表に出ない裏面や背景の一部を提示された気がしました。

 

 

いろんな思いでやってるんだよな。いろんなことを。全部を知ることは出来ないんだけど、それでも、片面しか知らないのにそれで知ったような気になって上から物を言う人間が絶えないし、それを気にする人間もまた多いから不毛だよな。と思いました。


そこで大多数のウケだけを狙う努力と、あくまでも自分の基準をクリアした面白さを追求する努力はどちらも尊重すべきだ。目的に反してさえいなければ。
天秤にかけた上で諦めるのは逃げではないと思いたい。

 

 

お察しの通り、菅田将暉見たさに観た映画ですが、好きなシーンは木村文乃初登場シーン。可愛くて適度に色っぽくて最高でした。

 

 

自分自身がうつになった精神科医の話

 

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

 

 

 
 
「うつヌケ」著者である田中圭一さんが、うつトンネル脱出のきっかけとして出会ったあの本です。精神科医である宮島賢也さん自身がうつを患ってしまった。最終的に、食事と考え方を変える、「栄養療法」と「選択理論心理学」によって克服した、という内容です。
 
年間の自殺者数は増え続ける一方で、約3万人。交通事故死者数が約5千人なのと比べると、単純計算ですが6倍近く多い。
特定できた原因のうち、健康問題においての「うつ病」によるものが最も割合が高いことがわかっているそうです。
よくニュースなどでも仄聞しますが、改めて意識するととんでもないことですよね。
 
この本を読んで知ったことなんですけど
精神科や心療内科においては明確な「診断基準」ってものがあるんですね。
こういう症状にいくつ当てはまったらうつ病だよ、とか統合失調症だよ、とか世界的な基準があるみたいです。半ば機械的に診断、処理できるというのは知りませんでした。今はネットでも簡単にうつ病診断とか出来ますけどあれと似たようなもんなんでしょうか。
 
勝手なイメージですが、診る先生によって判断基準が変わったりするのかな、とおもっていたのでちょっと意外でした。
それだと、あの病院ではうつ病診断だったのに、この病院では双極性障害だったよ、みたいなパターンがままあるのは何故なんだろう?単に双極性障害の診断が難しいだけなんだろうか。
 
あと、精神科医はあくまで、症状を聞き、薬を処方する判断をするだけであって、詳しく話を聞いてあげたり心のケアをしたりという役割は臨床心理士(いわゆるカウンセラー)が受け持つんだとか。きちんと役割が住み分けされてるんですねえ。すっかり混同してました。
 
 
 
うつを治すにはまず「食事」
うつ発症のきっかけとして、親子関係の不和や学校職場での人間関係の悩みが主に挙げられます。うつを治すには、原因であるこれらをまず解決するために働きかける必要があるように思われますが
宮島さんはまず食事から変えていったそう。
ナチュラル・ハイジーン」という食事法です。
 
果物や野菜などの植物性食品を中心にした食事の仕方で、適度に玄米を一緒に食べたり、肉や魚等も禁止ではないので、食べすぎない程度に楽しんで食べたり。
食べる時間帯にも特徴があって、この辺は詳しく書いてありますので是非本書を参照してほしいんですが
宮島先生自身、人間関係や「うつになりやすい考え方」の改善よりもこの食事法を率先して行ったことにより、体調が格段に良くなってうつ治療の素地が出来上がったとか。
 
ポジティブな言葉を使ってアファメーションし、自己肯定感を上げようとか
他人は変えられないものと割り切って受け流そう、大切な人に過剰な期待をせず存在を受け入れて丸ごと感謝しようとか
参考になる話だけで構成されているような本ですが、この食事療法は最も手っ取り早いし、まず1人で取り組めて誰にも迷惑かけないし、わかりやすくてとても良いとおもいました。
 
体調が良くなれば生きることにも意欲がわくと思うんですよね、シンプルに。
 
 
 
他人は変えられないもの
上にも少し書きましたが、他人の意思や考え方を変えるのは根本的に不可能です。
洗濯理論心理学において、他人を無理矢理に変えようとする動きを「外的コントロール」と呼ぶらしいですが
どんな働きかけをしたって無理な話です。
せいぜい「変わったフリ」をされて終わる。関係性は変わらないままか下手すりゃもっと悪くなる。
 
一世風靡したアドラー心理学でも、「課題の分離」といって、他人のことは他人のこと、関与できないんだからほっときなさいっていう考え方がありますが、通ずるものがありますよね。
わたしは最近ようやくこういった考え方が腑に落ちるようになってきました。
 
どうせ変えられないんだからそっとしておく。自分に害が及ばない限りは。
どうしても気に病んだりイライラしてしまう場合は距離を置く。なによりも自分のために。
相手が配偶者だろうと親だろうと子供だろうと関係ない、1人の人間として捉えたら、自分にとってどれだけ大切なひとだろうと「他人」なんだから
尊重するに留めておいて、あとは見守るだけにしておく。自分も相手も心地よい距離感をさぐる。
 
もう少しはやくこういう考え方を知って
もうちょっと早く納得出来ていれば、破綻しなかった人間関係がたくさんあったな、と後悔しそうにもなりますが
それさえも気に病む必要は無いんですよね。気づけた今から始めればいいだけだから。
 
うつであることに罪悪感をもつ必要もないんだなって思えます。
自分ではどうしようもないけど、助けが欲しい、ヒントをくれ、クリニックにはまだかかりたくないという人がもしいたら、ひとまず読んでみるといいとおもいます。