おひとりさま

@yuu_uu_ 本の感想ブログ

嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議

はあちゅうさん・幻冬舎箕輪さん・イケハヤさん・渡辺さんが交換日記形式で綴ったnoteの共同マガジン書籍版です。 私事ですが、最近iPhoneでKindleアプリをつかって電子書籍を読むことを覚え、しかもKindle Umlimitedという月額980円で対象書籍が読み放題と…

「陽だまりの彼女」

越谷オサムさん3冊目。 タイトルに既視感があったのはったんだけれど、有名な作品だからだろうなあと思って読み始めたらストーリーにも若干覚えがあり、「ん?」と思って調べてみたらあれですね、映画化してましたね! 松潤と上野樹里で。 映画好きの母が張…

金曜のバカ

本作の中に、『お客様がだんだん人に見えてくる、自分と同じ人だと思うことでいい感じに力が抜けてくる』というような記述があって、学生時代に初めてアルバイトをした時とかに、こういうことを意識できていたらもっと楽だっただろうなあとおもう。 まだ自分…

「半径5メートルの野望」を読んだ

半径5メートルの野望 完全版 (講談社文庫) 作者: はあちゅう 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/06/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 男女雇用機会均等法というものが施行されたのは私が生まれる数年前のことだったとおもいます。私はもう…

あけましておめでとうございます

昨日のうちに 「2017年読んで面白かった本」 というタイトルで記事あげようと思っていたんですが、よくよく考えると面白いと感じた本については逐次感想を書いているので、改めて取り上げるまでもないかなあと考えを改めました。ともあれ今年も読みたい本を読…

読書なんてくそくらえと思っているやつはこれを読め

死ぬほど読書 (幻冬舎新書) 作者: 丹羽宇一郎 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/07/28 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 冒頭から痺れるぜー。 読書なんてなんの意味があんの?という趣旨の大学生による新聞投書を挙げ、あくまでも趣…

ポジティブシンキングを捨てろ!

生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書) 作者: 諸富祥彦 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2005/11/01 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (13件) を見る うつについて関連書をまとめていくつか読みたいなと…

ビジネス書が読めなくなる本

ビジネス書の9割はゴーストライター 作者: 吉田典史 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2014/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 完全にタイトルに惹かれて手に取りました。私自身、自己啓発書やビジネス本は好きでよく読んでるので、影の実…

「火花」実写映画を見てきた感想である

なんていうか芸人の世界に限らず芸能界そのものって厳しいものだと思うんです。供給される側からみたら好き勝手に見られるからこそ余計に食い物にされるし。そういう、想像することしか出来ない、表に出ない裏面や背景の一部を提示された気がしました。 いろ…

自分自身がうつになった精神科医の話

自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書) 作者: 宮島賢也 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2010/07/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 「うつヌケ」著者である田中圭一さんが、うつトンネル…

語彙力を高めたいとおもったら

最近「語彙力」をテーマに掲げた本を書店でたくさん見かけます。私自身、普段から読書は良くする方ですが(ジャンルはもんのすごく偏ってるけど)、決して語彙力が高いわけではない。仕事中でも「それはちょっとヤバイですね」とか気を抜いたら言っちゃってます。 …

死ぬくらいなら会社辞めれば、略して死ぬ辞め

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ) 作者: 汐街コナ,ゆうきゆう 出版社/メーカー: あさ出版 発売日: 2017/04/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 装丁画や挿絵を手掛ける汐街コナさんの、デザイナー時…

下から見るか?横からみるか?

例の打ち上げ花火映画見てきました。 酷評がちらちら見えていましたが思っていたよりは良かったです。映像美麗、音響も主題歌も場面を考えた構成で効果的に活きているなとおもった。シャフトなので物語シリーズを彷彿とさせる動きや演出あり。菅田将暉の声は…

「豆の上で眠る」

豆の上で眠る (新潮文庫) 作者: 湊かなえ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/06/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る このタイトル、「えんどうまめの上でねたおひめさま」という童話がモチーフになってます。もうそれだけでなんだか可愛らしい…

誰でもうつになる可能性がある

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 作者: 田中圭一 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/01/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る 序盤で「はッッッッ!」となった箇所があって。うつを治すためにはどうすればいいか、端的に書かれ…

アラサーにして自分の野心を思い出した話

小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法 作者: ちゅうもえ,はあちゅう,村上萌 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2016/08/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 読んでいておもったことは、…

ずるい自分を許すためにまず意識したこと

前回の記事でもちらっと触れたんですが ohitori-y.hateblo.jp 自分を好きになるには、まず自分の「どんなところが嫌いか」を明確にして、見つめて受け入れて許す、っていうプロセスが必要だと知って ひとまず私は自分自身の「ずるい部分」が嫌いだ、とここは…

「自分を好きになろう」を読んで自分を好きになりたくなった

突然ですけど自分のことが嫌いです。 というか、好きではない。積極的に自分に対して好き嫌いの感情がわかない。けど、好きではないことは確か。これだけはわかる。 こういうこと言うと私のことを実生活で知ってる人は「嘘でしょ?」って思うとおもう。外面は…

「帝一の國」映画を見てきました感想

菅田くんがほんと好きで、散々言われているようにカメレオンっぷりは今作でもすごいです。語彙。なんというか役を演じてるんじゃなくてその人柄に「なっている」ように見えるのは奇才だなあ、まさに。一番になる、勝つ、生徒会長になる! っていう野心と、それ…

旅猫リポートを読みました

主人公・宮脇悟とその飼い猫・ナナ♂の、1人と1匹でむかう最後の旅のはなし。車にはねられ足を折ってしまったナナを介抱し、それがきっかけで飼い始めることになった冒頭部から、共に過ごした五年間の生活は一切語られず、ある日、よんどころない事情の元、…

おすすめ漫画三連発

「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」原作・みなずき 作画・二ッ家あす たしか実家に帰ってるあいだに余りにも暇すぎてなにか漫画でも買おうと思ってツタヤ行って適当に手に取った漫画だったんですけど当たり中の当たり好みにどんはまり過ぎて自分の勘って信…

一週間フレンズの映画を見に行ったんです

一週間フレンズの映画を見に行ったんです。 気になったことをまず挙げておく。 ・原作では「香織個人の日記」が、映画では「交換日記」に変更されている ・将吾役の男の子の演技どうした?! 棒っぷりにヒヤヒヤさせられる ・はじめくんの声低すぎ問題 ・ま…

ここをつくったわけ

どんな本を読んだのかとか、この本を読んでどんなことを感じて、どんなことを考えたのかとか、書いておかないと片っ端から忘れていく人間です。どんなに感じ入った話だとしても、あらすじとか登場人物の名前とかいとも簡単に頭から消え去る。びっくりだ。こ…

伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」を読んだ

安心して読めました。私にとっての伊坂幸太郎は「安定感」がある。読んでおきゃ間違いはない、絶対に損はさせない、っていう気概が最初から備わっている。稀にグラスホッパーとか理解の範疇を超えてくる作品も多いけど。 「首折り男のための協奏曲」は、人の…

今朝みた不思議だった夢のはなし

今朝すごく不思議な夢をみた。得体のしれない真っ白いバレーボールくらいの大きさの動物を飼い始める夢と、おばあちゃんがしんでしまう夢。このふたつは場面がくっきり分かれた夢で、動物の夢が第一幕、おばあちゃんの夢が大二幕というかんじだった。 バレー…

恩田陸「ネバーランド」を読んだ

はー。自分の世界が狭いなあと感じることが最近とくに多い。もっと視野を広く持ちたい気持ちは常にある気がするんだけれど行動が伴ってない。そもそも視野を広くするってどうするんだ? 自分の世界を広げるにはどうすればいいんだ? 自分とは違う価値観の人…

最果タヒを読んだ

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」をかるーい気持ちで手に取って(詩集だってこともあまり気に留めないで買った、今までまともに読んだことないのに)すっかり好みにハマりすぎて他作品も少しづつ追ってるところです。 恥ずかしながら、高校生の頃サイトつくっ…

「夫のちんぽが入らない」を一気に読んだ感想

「夫のちんぽが入らない」 こだま・著 一気読みしました。 一言でいいたい。読んで! 好きな人ができて、相手も自分のことが好きで、なんの問題もなく順調に物事は進んでいくのに、ただただ、「入らない」。 身体的にも精神的にも痛い。こんなことってあっていい…

川村元気さんの「四月になれば彼女は」を読んださらっとした感想

「四月になれば彼女は」 川村元気著 映画プロデュースで有名な川村元気さん。「電車男」から始まって、直近で言うとあの「君の名は。」のプロデュースにも関わってるすごい人。 私は佐藤健さん主演で映画化もされた「世界から猫が消えたなら」がすこぶる好きで、過去…

よるのばけもの、を読んだ感想

「よるのばけもの」住野よる著 新年1発目! 2017年もよろしくお願いします。今年もマイペースにいろんな本を読んでいきたいと思います。 2016年から2017年にまたいで読了した住野よるさんの「よるのばけもの」。 大好きな作家さんの本で新年を迎えられてしあわ…