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おひとりさま

毎日読んだ本の感想を書いています。いつかお一人様専用のカフェを作りたいという夢があるので店名の候補をタイトルにしました。

仏教について、つづけて2冊

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池上彰さんの「仏教って何ですか?」
笑い飯哲夫さんの「仏教のはなし」

仕事柄、宗教に触れる場面が多く、自然と「宗教そのもの」について考えることが多いです。
日本は仏教国って言われてますから、葬儀式も仏教で行う方が圧倒的におおい。
仏教ってそもそもなに?  日本で仏教が受け入れられて浸透していった時代的背景とは?
そのあたりを知りたくて、立て続けに仏教の本を読んでみました。

余談ですが、
葬儀の仕事そのものは、専門知識や資格がなくても出来ます。会社にもよるでしょうが、入社してから実地で覚えていくことがほとんどです。
そもそも葬儀の専門資格(厚生労働省認定の葬祭ディレクター資格というものがあります)は、実務経験が2年以上ないと受験資格さえ得られません。

なので、私も入社前は一切、葬儀に関する知識なんてありませんでした!
仏教、ってものの中にいろんな派があるなんてことも知りません。キリスト教ヒンドゥー教、イスラム教……みたいな流れに「仏教」も入るんだと思ってました。

そんなズタズタな状態だったので、入社後1年くらいは基礎知識を覚えるだけで必死。
もしあの頃に、この2冊に出会っていたら、もっとすんなり現場に慣れていけただろうなー。



池上彰さんは、月並みですが、やっぱり流石です。語り口がやわらかく、読みやすい。

仏教って、明らかにほかの宗教とは違う点があって、それは「人種や性別、国籍を問わずに、すべてのひとに門戸の開かれた宗教である」ということ。

きっかけなんて無くていいんですよね。
髪剃って出家しないと悟れないわけではないし、日々辛い修行に耐えないと浄土に行けないこともない。

身近なひとへの少しの親切、だけでいい。

小さなことにも幸せを探すアンテナを張ってみる、くらいの気持ちで1日を過ごす。
それくらいの心持ちが「中道」、ちょうどいい塩梅なんだなーと、思えます。



あわせて笑い飯哲夫さんの本を並行して読んだんですが、特に、ブッダが産まれた頃から悟りを得るまで、そしてその教えが日本に伝わり広まるまでの流れをより深く知ることができました。

持ち前の関西弁(京都弁?)で、想像しやすい例えをたくさん出して、ブッダの教えというもの、仏教そのものについて喋りかけてくれている文体なので、とっつきやすい。
普段、宗教や仏教と触れる機会がない方は、こちらの本が読みやすいかも。



日本は仏教国、って言われてますけど
葬儀や法事の時くらいしか意識しないくらい、宗教そのものは形骸化してしまっています。

オウム真理教をはじめ、新興カルト集団が一種の流行り?をみせた過去があるのも、既存宗教の力が衰えたせいとの見方もあり……

ここで今一度、宗教、仏教そのものについて見直そうという動きがここ数年で活発になってきています。
寺の住職さんが書かれた本なんかも最近よく見かけるようになってきました。

普段の読書の合間に、仏教の本を挟んでみるのも、よいと思います。