「帝一の國」映画を見てきました感想
菅田くんがほんと好きで、散々言われているようにカメレオンっぷりは今作でもすごいです。語彙。なんというか役を演じてるんじゃなくてその人柄に「なっている」ように見えるのは奇才だなあ、まさに。
一番になる、勝つ、生徒会長になる! っていう野心と、それを抱くようになった過程まで完全に背負っていた。かっこいいー。最後の最後まで鳥肌たつ。ぞくっとくる。
恥ずかしながら俳優さんそんなに明るくなく、残りのメインキャストでは千葉くんしかわからなかったんだが、キリッと落ち着いた陰の立役者感ぴったりでした。
それにしても28歳かー。高校生役まだまだいけるね。
そして弾くん役の俳優さん、この作品で初めて演技を見たけど、ああいう爽やかでありながら飄々とした役柄にハマってたなあ。物語の中でも立ち位置が肝というか、この人のさじ加減で局面がまわりにまわる様は見ていて興奮するし爽快でした。
久々に、見ているあいだ一切の考え事もせず物語自体にのめり込むようにして見ることが出来た映画だったなあ、とおもう。鑑賞後数時間経っても余韻があるし、初めから終わりまで秒単位で楽しさが詰まった純なエンターテイメントだった!
どこかで「暴力のないエリート版クローズ」っていうレビューを拝見しましたが言い得て妙。