読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おひとりさま

毎日読んだ本の感想を書いています。いつかお一人様専用のカフェを作りたいという夢があるので店名の候補をタイトルにしました。

映画「聲の形」

久々の更新になりました。

このところ、仕事を変えたおかげで自分の時間がきっちり取れるようになったので、週末はめっきり映画三昧です。

f:id:ohitori_y:20161001192432j:image

早起きして、こーんな良い天気の中を散歩なんかしちゃってから、行ってまいりました。

「聲の形」!(2回目)

 

 

原作が好きで、おおいに期待しつつ見に行ったら思っていた以上にすこぶる好みで、我慢しきれず2回目見に行ってきた次第です。

あと1~2回行ってもいいと思えるくらい素晴らしかった。ほんとうに良かった、満足も満足、大満足!

 

 

ざっとした話のあらすじとしては

「小学生の頃、興味本位でいじめちゃった耳の聞こえない同級生の女の子に、死ぬ前に謝りに行く男子高校生の話」

という感じ。

 

はじめ原作を読んだ頃は主人公の石田くんのことをそんなに好きになれず、(作中でゆづるちゃんが言ってたように)自分を満足させたいだけの、お前こそ「ただの自分が可愛いだけの奴」じゃねーかという気がしちゃってたんですが

映画では、そもそも石田くんは

純粋に西宮さんと話がしたかっただけであり、

でも周りはなんだか西宮さんのこと敬遠してるみたい、こんな空気感の中で友達になりにいこうとするのは思春期男子として何かが許せないし、でも関わりたい、そうだいじめちゃえ☆(気になる子はからかっちゃうの法則発揮)っていう流れが丁寧に描かれてたので

自然と石田くんに好感持てました。

 

親にも大金負担させるほど取り返しのつかないことして、自身が他人の悪意を受ける側に立たされることになり、以来石田くんは罪の意識に苛まれながら必死でバイトしてお金稼いで、稼ぎまくって、

親に返せる額が貯まった段階で死んで詫びようとしたけど、その前に、手元にある西宮さんのノートを返さないといけない……。

そして、実際に会いに行く。

 

なんというピュア。最初から最後まで結局この子、西宮さんと何がなんでもお話したかっただけの男の子じゃん!  なんというピュア。

石田くんの魅力を再確認する、石田ファンになる出来。

 

 なんとか合う口実が欲しくて、道端でパンの割引券捕まえようとする石田くんとかもう何度見ても良い。

 

 

 

当初、なんだか石田くんに感情移入しきれなかった頃は

高校生になって再会したあと、西宮さんがポニーテール結って普通の女の子になろうと努力しつつ石田くんに告白する場面も頭の中「???????」だったのです。

西宮さん、小学生の頃あんだけいじめられて耳に怪我負って取っ組み合いの喧嘩までしたのに、石田くんのこと好きになるタイミングどこにあったの???

って思ってました。

 

 でもきっと、西宮さん自身、本物の悪意で自分に向かってきてる訳ではないとわかってたんだろうし

わざわざノートを返しに来てくれたこと、

小学生の頃に手話で必死に伝えていた「友達になりたい」っていうメッセージを、時間を超えて理解し、改めて伝えてくれたこと、

全部引っくるめて、漠然とでも、魅力を感じてたんだろーな。

あー。可愛い2人だなー!

 

 

音楽や効果音も素晴らしいです。

語彙が貧困で表現しきれませんが

ぐわあああああっと聴覚を持ってかれる感じ、癖になるというか。

映画館で見るべき映画だな、とも思いました。

 

 

概ね大満足すぎる出来だったのですが、

映画の出来とは別のところで……

登場人物の中で唯一、最後まで感情移入できず、ただただ気持ち悪いだけだった川井さんが残念でしたねえ。

 

植田ちゃんもいけ好かない女だったけど、あの子にはあの子なりの信条があって行動してたんだっていう部分には理解を示す余地はあったと思うし、あの島田くんでさえ最後の最後で石田くん助けたっていう功労で株上げたのに、川井さんだけなんか……なんかなあ……

 

ずるいというか姑息。

好きな男の目ばっかり気にして、自分の都合で事実捻じ曲げて喧伝して、

お前みたいなやつが千羽鶴持ってきたってただのポイント稼ぎだろって思えてならなかったね……

 

唯一、落下事件のあと、西宮さん抱きしめながら

「辛いことなんて誰にでもある!  自分の嫌いなところも、受け入れて生きていかなくちゃ……」って泣き叫んでたところは

自分のことかな?  省みてるのかなちゃんと?  って思えなくもなかったけど

あれも横に真柴くんいたから台無しですよね……うん……っていう。

 

もうここまでくると作品として、川井さんにもどこか救済面あっても良かったかなーと思えてくるレベルでした。

 

 

何はともあれ見て後悔しない映画である事は間違いなし!

原作知らなくてもおすすめです。

なんかTwitter見てると公式ファンブックもすこぶる高評価らしいですねえ。欲しいなー!  探してもどこも売り切れ。悲しみ。

 

f:id:ohitori_y:20161001200614j:image

 

f:id:ohitori_y:20161001200622j:image

 

あと、映画見に行ったら貰えました!

一回目は漫画小冊子と、二回目はネガ(って言うの)かな?

同じ市内の映画館でもそれぞれ貰えるグッズが違うのかもしれないですね。

これは映画館はしごだ!!

 

 

 

そしてわたしは、書評ブログなのに平然とした顔で映画感想を挙げるのをなんとかします……。