ビジネス書が読めなくなる本
「火花」実写映画を見てきた感想である
なんていうか芸人の世界に限らず芸能界そのものって厳しいものだと思うんです。供給される側からみたら好き勝手に見られるからこそ余計に食い物にされるし。そういう、想像することしか出来ない、表に出ない裏面や背景の一部を提示された気がしました。
いろんな思いでやってるんだよな。いろんなことを。全部を知ることは出来ないんだけど、それでも、片面しか知らないのにそれで知ったような気になって上から物を言う人間が絶えないし、それを気にする人間もまた多いから不毛だよな。と思いました。
そこで大多数のウケだけを狙う努力と、あくまでも自分の基準をクリアした面白さを追求する努力はどちらも尊重すべきだ。目的に反してさえいなければ。
天秤にかけた上で諦めるのは逃げではないと思いたい。
お察しの通り、菅田将暉見たさに観た映画ですが、好きなシーンは木村文乃初登場シーン。可愛くて適度に色っぽくて最高でした。
自分自身がうつになった精神科医の話
自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)
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語彙力を高めたいとおもったら
最近「語彙力」をテーマに掲げた本を書店でたくさん見かけます。私自身、普段から読書は良くする方ですが(ジャンルはもんのすごく偏ってるけど)、決して語彙力が高いわけではない。仕事中でも「それはちょっとヤバイですね」とか気を抜いたら言っちゃってます。
できる人の語彙力が身につく本: 一目置かれる“大人の伝え方”! (知的生きかた文庫)
- 作者: 語彙力向上研究会
- 出版社/メーカー: 三笠書房
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死ぬくらいなら会社辞めれば、略して死ぬ辞め
下から見るか?横からみるか?
例の打ち上げ花火映画見てきました。
酷評がちらちら見えていましたが思っていたよりは良かったです。映像美麗、音響も主題歌も場面を考えた構成で効果的に活きているなとおもった。シャフトなので物語シリーズを彷彿とさせる動きや演出あり。菅田将暉の声はちょっと浮いていた。広瀬すずの方が声優としてハマってる、自然。
ここから先はストーリーの考察にはいるので未見の方はご注意。
賛否両論わかれているエンディングですが
ifストーリーというか平行世界ものとしては理想的な終わり方なんじゃないかと個人的にはおもいました。はっきりとした答え、正解を求める巷間の声もわかるけど
あとはお好きにご想像にお任せされた方が好き勝手に解釈できるし受け手側としては幸せじゃないか?
ほんと私の自分勝手な考察としては
あの不思議な球の力を借りて、典道となずな2人が考える「自分たちにとってより良い世界」を求めて
主軸世界とは違う世界線を模索する、半永久的に続く旅に出たんだとおもう。
(酔っ払い花火師によってあの球は打ち上げられてしまいましたが)
とにかく2人だけでずっといられる都合の良い世界に行ったんだきっと。
それか「最後の1日」をずっと繰り返してる。
典道だけ記憶を保持した状態で。それも辛いけどな……。
いくらでも想像の余地はあります。そういう余裕というか空間を残してあの物語は終わってくれたんだとおもう。
これだ!という終わりを公式が提供してくれないと不完全燃焼してしまうようでは想像力がしんでしまう。きっとそういう警告でもあるよ。
もっと不安定要素を楽しんでいきましょう。そういうことにしましょう。
あと主題歌めちゃくちゃいい。見終わったあと即ダウンロードしました。これを良い音響で聴くためだけに鑑賞料出す価値あるぞ。